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あおいのKindle出版アカデミー
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付録

Brainの話:経験を、行動できる教材にする

公開書籍『初めてのBrainが100万円売れた私の話』の考えと体験をまとめました。次の販売先を急いで増やすためではなく、自分の経験がどんな商品になるかを考える読み物です。

情報を、次に動ける形へ整える

Brainは、知識や経験を教材として販売できるサービスです。私の使い方では、Kindleを初めて知ってもらう本、noteを日々の発信、Brainをまとまった実践の教材として考えていました。これは媒体ごとの固定ルールではなく、私が役割を分けた見方です。

Brainで価値になるのは、情報の量よりも、読者が次に動ける形です。最初に何をするか、その次は何か、どこでつまずきやすいか。実際に遠回りした人が、順番と判断を渡せれば、読む人の時間を減らせます。新しいツールの入門でも、触った感想だけでなく、初心者が止まる場所まで説明します。

私もWebライティングのBrainを買い、これまでの本を見直したくなるほど学びました。購入前に見るのは、無料部分で何が学べるか、レビューの具体的な内容、販売者が普段どう発信しているかです。星の数だけで選びません。自分が買うときに見るところは、販売する側にも返ってきます。

同じ質問が届いたことが、きっかけだった

最初からBrainを出そうと決めていたわけではありません。先にKindle本を出し続けていたら、「どうすればたくさん出版できるか」「どうすれば印税が伸びるか」という質問を繰り返しいただくようになりました。個別に答えるより、まとまった形で渡したほうが役立つかもしれないと思ったのです。

ただ、思いついてすぐには出しませんでした。自分が成果を出していない方法を、成功した方法のように書きたくなかったからです。実践が積み上がってから作っても、価格をつけて出す直前は怖かったです。

元の本に記録した時点では、最初のBrain単体の累積売上は約110万円でした。Brain関連全体の約150万円には、二つ目の商品と紹介報酬の約40万円も含まれます。これは当時の売上額で、手数料を引いた受取額ではありません。発売日に一度で売れたのでもなく、最初に15部ほど売れたあと、二週間ほど動かない時期もありました。

自分が渡せるものから、教材の形を選ぶ

これらは組み合わせられます。私の商品は、実績共有と追記が中心でした。無料情報の寄せ集めや、自分が試していない収益の話を並べても、読者が使える教材にはなりにくいと思います。

誰へ、何を約束するかを先に決める

先に「何を売るか」だけを決めると、内容が広がります。誰のどんな悩みに応え、読み終えたら何ができるようになるかを先に決めます。私の最初のBrainでは、読まれる最初の一冊を作ることへ範囲を絞りました。全部を入れるより、読者が最後まで進める輪郭を大切にしました。

自分はその道を通ったか、失敗も説明できるか、その価格で何を渡せるか。タイトルと紹介文で約束したことに、中身が応えているかを確かめます。専門家の判断が必要な話まで、経験だけで助言する範囲には広げません。会社員としての活動条件や、名前の出し方も、制作を始める前に確認します。

無料部分は、期待を膨らませるためだけの文章ではありません。誰向けで、何があり、努力が必要なところはどこかを正直に伝えます。購入前に、自分に必要かどうかを判断できる説明を用意します。

販売してから、分かったこと

価格を上げたあとに売れるようになった経験もあります。ただ、そのときには追記とレビューが積み上がっていました。値上げだけが原因だったとは言えません。価格に見合う内容と、それが伝わる説明を一緒に見直した話です。

私は実践を続け、その中で分かったことを追記しました。一方、Brain制作に集中して、SNSの発信とKindle出版が止まったことは反省しています。次の商品を作るときも、今ある活動を続ける時間を先に確保しておきたいです。

どの発信やリンクから購入につながったかを、当時は確かめられるようにしていませんでした。告知の場所と時期、確認できる反応を記録しておけば、届け方を振り返る材料になります。分からない経路を、効いたことにしないのも大切です。

振り返ると、価値に見合う価格、実践からの追記、やっていないことを書かない姿勢を大切にしてきました。売れて終わりではなく、買ってくださった方が迷わず動けるかを考え続ける。経験が誰かの役に立つことは、うれしさと責任の両方を伴うものだと感じています。

もとにした本:公開書籍『初めてのBrainが100万円売れた私の話』はじめに、第1〜5章、6-3・6-7、第7章、さいごに。本編とは別に、必要なときに読む付録です。