『はじめてのKindle出版 30のQ&A』のはじめと終わりに書いた、最初の一冊への考えをまとめました。分からないことが続いて、手が止まっているときに読んでみてください。
何冊出しても、最初は分からなかった
このQ&Aの本を書く前に、私は31冊のKindle本を出していました。でも、一冊目から迷わず進めたわけではありません。設定はこれでいいのか、出版ボタンを押して大丈夫なのか。調べては止まり、別の情報を見つけてまた悩む。その繰り返しでした。
だから、昔の自分に教えてあげたいことを本にしました。AIで問いを洗い出し、私自身が悩んだことと、読者の方からよくいただく質問を加えています。知りたかったのは、設定の説明だけでなく、「実際にはどう選んだか」「失敗したあと、どうしたか」という話でした。
目の前の問いを、一つずつ確認する
最初から、KDPの仕組みを全部覚える必要はありません。分からない画面が出たら、その画面の問いを確認します。分かったら一つ進む。また分からなくなったら、その問いだけ調べる。私はそうやって一冊ずつ出してきました。
私の経験は、判断材料の一つです。全員の正解ではありませんし、KDPの決まりも変わります。設定や権利など、確認が必要なことは公式情報で確かめる。そのうえで、文章をどこまで磨くかといった判断には、本編の完成基準を使ってください。
初めての印税と、本を書く楽しさ
一冊目の販売が始まった夜、Amazonの検索画面に自分の本が並びました。そのあと初めて確認した印税は500円でした。金額以上に、自分が書いたものを誰かが読んでくれたことが、うれしかったです。
何冊出しても、私には裏技や抜け道は見つかりませんでした。読者の役に立つ本を書いて、一冊ずつ出す。地道な作業ですが、頭の中にあったものが本になり、誰かへ届く楽しさもあります。まず一冊を作るときに、その楽しさまで味わっていただけたらと思います。
もとにした本:『はじめてのKindle出版 30のQ&A』はじめに・最後に。本編とは別に、必要なときに読む付録です。