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本編では、ChatGPTとClaudeを例に、AIへの頼み方や返答の確かめ方を説明しています。AIのサービスは、名前も画面も機能も、短い間に変わるからです。ここでは、私が自分の本を書くのに使ってきたAIが、どう変わってきたかを読み物としてまとめました。
もとにしたのは、『ChatGPTを使って7日でKindle出版!』(リライト版)と、その続編『Claudeを使って1日でKindle出版!!』です。1日の本には、「この本を出版してから、もうすぐ1年くらいたつ」と書いているので、2冊の間はおよそ1年です。1日の本の中には「2026.4時点」という記述もあるので、「今」と書いているところは、2026年4月ごろの私の考えです。
この読み物は、AIを選ぶ参考にはなるかもしれませんが、どれを使うべきかを決めるものではありません。読まなくても、本編は進められます。
7日の本のころ:ChatGPTと一緒に
当時の私は、ChatGPTを使って、7日で1冊を書いていました。
先に断っておくと、この7日というのは、必ず7日後にAmazonで販売が始まるという意味ではありません。7日間は執筆にかけた時間の目安で、表紙づくりや出版の手続きには、別に時間がかかります。申請のあとにはAmazonの審査があり、販売が始まるまでの時間は本や状況によって変わります。1日の本にも書きましたが、「書くのは7日」というだけで、出版の手間や表紙づくりなど、ほかにもやることがあります。毎週出版できていたわけではなく、平均すると月2冊のペースでした。
7日の本で、いちばん伝えたかったのは、ChatGPTに本を丸ごと書かせて、そのまま出す方法ではありません。AIが得意なのは、考えを広げること、構成を整理すること、下書きを作ること、文章の改善案を出すことです。一方で、何を伝えるかを決め、事実を確かめ、自分の経験を加え、最後に責任を持つのは人間です。この役割分担を守ると、ChatGPTはとても頼れる編集パートナーになる、というのが当時の私の考えでした。
使い方のコツも、単純でした。返事が微妙なときに「使えない」と決めずに、「初心者向けに絞って」「私の経験を質問してから提案して」「抽象論ではなく行動にして」と条件を足す。この質問の直し方が大事だと書いています。
KDPについては、紙の本のように在庫を抱えたり、最初に大量に印刷したりしなくていいので、小さなテーマでも試しやすい、と書いています。ただし、AIを使った本にも、通常と同じ品質と権利の責任があります。個人でも始めやすいことと、確認なしで出してよいことは別です。
書き直したときに気づいたこと:画面は変わる
7日の本を、のちにリライトしました。そのときの「はじめに」には、こう書きました。この本の初版から時間がたって、ChatGPTの機能や画面、回答の質は大きく変わった。機能名やボタンの位置は、これからも変わる。だから、特定の画面を暗記する方法ではなく、AIへの頼み方、返答の見方、修正の重ね方を中心に説明する、と。
本編で、AIへの頼み方や返答の確かめ方を中心に説明しているのも、同じ考えからです。名前が変わっても、まず自分の材料を渡して、返事を読み、足りないところを足して、最後は自分で判断する。この流れは変わりません。
ChatGPTで不満だったこと
ChatGPTにも、不満がありました。1日の本に書いた、当時のことです。
長い文章を書かせると、途中で力尽きる。前の話を忘れる。日本語がところどころ不自然になる。急に動作が重くなることもありました。画像の生成には、どれだけ時間がかかるのかと思うほどかかっていました。それでも、当時としてはとてもありがたい道具でした。
ただ、私は今は有料プランを使っていないので、今のChatGPTがどうなっているかは、正直、分かりません。きっと改善されているのだろうと思います。改善されているなら、またChatGPTで書いてもいいかもしれない、と思うこともあります。
Claudeに出会って
そんなときに、Claudeに出会いました。最初は「また新しいAIか」くらいの感覚で、サブのAIのつもりでした。ところが使ってみると、文章の質が明らかに違って、驚きました。長い文章でも崩れにくい。日本語が自然。こちらの意図をくむ精度が高い。
今のところClaudeで落ち着いているのは、文体のルールなどをあらかじめファイルにまとめて伝えておけるからです(2026年4月時点)。半年後にはもっといいツールが出ているかもしれません。
7日が、1日になった
7日が3日になり、慣れてくると、合計の時間で1日で書けるようになりました。丸ごと6〜7時間あれば、1冊書けます。ただ、そんなにまとまった時間が取れる日は、そうそうありません。家族との時間もあるし、平日はフルタイムで働いています。なので現実には、平日に30分や1時間を小刻みに確保して、土曜日の朝から昼過ぎまでで一気に書き上げることが多いです。小刻みな時間をまとめたら1日に収まるので、「1日で書く」は嘘ではありません。
速くなった、いちばんの理由は、考える工程と書く工程を分けたことだと思っています。
私の1週間は、たとえばこうです。月曜日にテーマを決める。Claudeと相談しながら30分くらい。火曜日に、自分がその本を書く価値は何かを考える。これも30分くらい。水曜日に、全体の骨子を考える。比較的時間が取れるので、1〜2時間かけることもあります。そして土曜日に、一気に執筆して、挿絵を作って、KDPで出版するところまでやります。土曜の朝6時に始めて、昼の1時ごろには終わります。そうすると、土曜の午後は普通にお出かけできます。日曜の午後は、子供の用事や家族のイベントのために空けています。
テーマ選びと骨子は、頭がすっきりしている朝にやります。執筆は、AIに任せる部分が大きいので、頭がフレッシュでなくても進められます。笑いを入れる章は、夜に飲みながら書くことが多いです。「1日で書く」は、人生を犠牲にすることではありません。短い時間で集中して終わらせるから、生活の余裕が残る。そう思っています。
道具は変わっても、考え方は残ります
7日の本の第3章には、AIツールは名前ではなく、作業で選ぶほうが失敗しにくい、と書きました。機能や料金や利用条件は変わるので、「このツールなら必ず上」という比べ方は、すぐ古くなるからです。
ここまでの話を並べると、道具は、2冊の間のおよそ1年で、ChatGPTからClaudeに変わりました。でも、変わらなかったこともあります。何を伝えるかを決めるのは自分であること。AIの返事は、事実や権利を自分で確かめてから使うこと。そして、使う道具は、自分の生活に合う形で選んでいいこと。
だから本編では、一つのAIに限定せず、AIへの頼み方と返答の確かめ方を説明しています。
当時の記事(題名と要点の一覧)
次の記事と節は、ChatGPTが中心だったころに書いたものです。今は手順が違う部分があるため、このコースには本文を載せていません。題名と要点だけを残します。本文は、noteや各書籍で公開されています。
記事キーは、noteのURL(https://note.com/kurokawa_aoi/n/ に続く文字)の部分です。正式な題名は、このページを作った時点では取得できていないため、記事の内容を表す呼び名だけを書いています。
| 記事・節 | 要点 | 時期 | 現在は |
|---|---|---|---|
| noteの記事10本(n520b9fb71c89、nc4bec6bdfa37、n7820be1fdb1c、n2d8dfc868aa5、nc248b73160dd、n1a4e075e3078、nce4e7441650f、naffe61c8a419、n1e337ec7e6fd、n2ba48963d105) | ChatGPT向けのプロンプトの記事。このうち1本は「再現性100%の執筆法」(naffe61c8a419か、n1e337ec7e6fd のどちらか) | 2025年4〜6月 | AIが進み、凝ったプロンプトより、何を伝えたいかを渡すほうが大事だと考えています(別の本『ClaudeCodeでnoteを書こう』での考え。2026年10月時点)。依頼文は本編のものを使います |
| na0ef7bb786cd 「表紙だけは絶対外注」 | 表紙は外注したほうがよい、という記事 | 2025年12月 | 現在は自作です。AIで納得できる表紙が作れるようになりました(本編の表紙の節) |
| n6b331a05155b 「ChatGPTが動かない時の一言」(有料100円) | ChatGPTが動かないときの対応の記事 | 公開時期は未取得 | 特定のサービスの不具合への対応なので、今の画面とは合わないことがあります |
| 『ChatGPTでnoteを始めよう』2-1「ChatGPTの基本操作と使い方」 | ChatGPTの基本操作の説明 | 公開時期は素材に記載なし | AIの画面や操作は変わっています。使い始めの手順は、本編の共通補足を使います |
| 『Kindle出版 5ヶ月で月15万の印税を作った方法』4-2「【保存版】月15万稼いだプロンプト集」 | 当時ChatGPTに指示したプロンプトを並べた節 | 同じ本の別の節に「2025年10月現在」の記載あり | 本の中でも、使う人によって同じ文章にはならないと断っています。今は、手順よりも「何を伝えたいか」を渡す使い方を勧めています |